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目次

キス魔な彼女と草食系僕
第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 

第八話 第九話 第十話 第十一話 第十二話 第十三話 第十四話 第十五話 第十六話 第十七話 第十八話 第十九話 第二十話

第二十一話 第二十二話 第二十三話 第二十四話 第二十五話 第二十六話 第二十七話 第二十八話 第二十九話 第三十話

三十一話 三十二話 三十三話 三十四話 三十五話 三十六話 三十七話 三十八話

PASQUA《パスクア》
プロローグ

以下小説家になろうに飛びます

僕の恋人

敦君の嫁探しっ!

堂本君は魔法の世界に迷い込んだようです
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「敦君の嫁探しっ!」更新

「敦君の嫁探しっ!」更新しました。

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「僕の恋人」更新

「僕の恋人」更新しました。

前回由香の告げた真実に二宮が苦悩します。


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PASQUA《パスクア》プロローグ

味方のクリアボールを、藤村夏樹(ふじむらなつき)の足元に届いた。

藤村は前を向いて、ドリブルでひたすら突き進む。

日本人の小学生のプレーに、気圧され、平伏し、魅了された。

同年代の少年少女達では、彼を止める事など、出来なかった。

監督の久永紗和(ひさながさわ)と、チームメイトの須佐美咲(すさみさき)も、そんな彼のプレーに魅了された人間だった。

久永にとって彼ほど楽な存在はいなかった。

高い才能を持ち、彼にボールが渡れば彼だけで攻撃出来る。

チームは彼が戦術となっていた。

須佐らチームメイトも、それを了承していた。

了承せざるおえない程、彼のプレーはずば抜けており、チームメイトすら彼に畏怖し、惹きつけていた。

藤村が、次々に相手を躱して突破して行く。

最後のディフェンダーを抜き、ゴールキーパーと一対一になった。

その瞬間だった。

藤村の右足に激痛がした。

すぐに、スライディングタックルを後ろから受けたと分かった。

藤村はそのまま倒れ込む。

すぐに、審判の笛が吹かれた。

当然の事だと、須佐は思った。

彼のプレーを止めるために、ファールで強引に止める事は珍しくなかった。

藤村もそれを気にせずにすぐに立ち上がってプレーを続けていた。

だが、今回は違う。

藤村は痛がったまま起き上がって来ない。

今回はいつもと違う。

骨が折れたのかもしれない。

久永がそう考え、立ち上がると。

「……っうわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!???」

藤村の悲痛な叫びが会場に響き渡った。

あきらかな異常に副審の制止を無視して、久永と須佐が彼に駆け寄る。

須佐は、一目見ただけでどこをどのくらい怪我したのか分かる、という優れた能力があった。

だが、今回は須佐の力は必要なかった。

久永ですら、見た瞬間に彼の足が普通ではない事が分かった。

足が、あるべき向きを向いていない。

明らかに、大きく外側向いていた。

「担架! 早く!」

久永が奇声にも似た絶叫をあげる。


その後、「藤村夏樹」の名前を訊く事は、二度となかった。

キス魔な彼女と草食系僕 第36話

体育祭当日になった。

「がんばろーね、皆!!」

やる気満々な泪。

「かったる‥‥」

やる気のなさそうな正岡。

「は、はい!!」

緊張でガチガチの億川さん。

「もう少し、力を抜いたら~?」

いつも通りマイペースにのんびりしている京極。

こんな具合に熱量はバラバラだ。

それは僕らの組、全員に言える事だ。

ただ、どちらかというと、正岡のようにやる気のなさそうな生徒が多い。

正岡が言うには、元々スポーツが得意ではない生徒が多い組だし、泪のようにやる気に満ち溢れてる人間の方が珍しいんだろうけど。

「‥‥騒々しいですね」

三十木さんが、呆れた顔でこちらに近づいてくる。

「テンション低いね、みそちん、せっかくの体育祭なのに」

「その呼び方はやめてください」

三十木さんが露骨に嫌悪感を示す。

「何で? かわいいのに」

「響きが嫌です」

三十木さんはきっぱりと伝える。

「仲いいね、二人とも」

「まぁ、同じ部活の仲間だからね!!」

「‥‥ただの先輩と後輩ですが」

正岡の質問に返事をする二人の温度差がすさまじい。

「時雨はぁ、自分のクラスにいなくてもいいのぉ~?」

京極が、いつも通りの笑顔を浮かべて、三十木さんに質問する。

でも、その顔はやっぱり、いつも通り作ったものだとすぐに分かった。

「クラスでは浮いていますから、私は。あまり居心地が良くないので」

三十木さんがクールに返す。

「じゃあ、こっちは居心地がいいんだね!」

「あちらに比べれば多少、という程度ですけど。こっちはだいぶ、騒がしいですし」

騒がしいのは泪一人だけど‥‥

「まぁ、それならこっちにいればいいんじゃないの? どうせ整列まだだし」

正岡が三十木さんの頭にポンと手を乗せる。

すると、三十木さんは無表情のまま正岡の手を払いのけた。

「すみませんが、あまり気安く触らないで下さい」

一瞬、場の空気がひんやりとした。

「ちょっと、みそちん!!」

「可愛くねえな、お前」

泪は慌てているけど、正岡は対して気にしていなそうな口調で苦笑している。

「あなたに可愛いと思われても、意味がありませんから」

「‥‥っとに可愛くねえ」

正岡がククッと笑う。

「もうちゃんと謝らないとダメだよ!」

泪に叱られた三十木さんは、悪びれた様子もなく、黙って頭を下げる。

正岡は相変わらず苦笑したまま、気にしていないと手をひらひら振る。

「時雨は、基本誰に対してもこうだからねぇ、愛想がないんだから~」

「必要ならばします、ここで愛嬌をふりまく必要がないだけです」

三十木さんが淡々と話す。

前に見せてくれたあの笑顔は、本物だったんだろうか。
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織田一菜&K

Author:織田一菜&K
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