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キス魔な彼女と草食系僕 第一話

初恋は甘酸っぱいのだと言う。

でも、僕の恋は甘酸っぱくなくて‥‥

「ショウ‥‥おはよう」

「ん、むぅ!!」



‥‥とっても甘かった。



「‥‥なぁ、泪」

「なに?」

通学途中、目の前の美少女、五泉泪は僕が問いかけると満面の笑みで僕の方を見る。

「‥‥朝からさ、キスするのはやめようよ。っていうかやけに甘かったんだけど‥‥」

「これのせいかな?」

泪は舌を出して口に含んだものを見せる。

「飴‥‥」

「そ。はちみつ味」

「味聞いてないし‥‥」

僕はげんなりして泪を見る。

「とにかく、朝からキスするのはやめてくれない?」

「なんで?」

泪はどうしてそんなことを言うのか、と言わんばかりの顔をする。

「それは‥‥」

「ショウは嫌?」

僕の答えを聞く前に泪が聞く。

「嫌ってわけじゃないけど‥‥んむ!」

僕の隙をつきまた泪がキスしてくる。

道のど真ん中で、他の人がいるなかで。

「ん、ん~!!」

僕がふさがれた口で精いっぱいの抗議を試みると、泪はすぐに口を離した。

「嫌じゃないなら何が不満なの?」

「常識的に考えて、こういうところや不意打ちですることは正しくないと思うんだけど‥‥」

僕が不満たっぷりに言うと、泪はいつもの笑顔でいつものようにお決まりのセリフを言う。

「『私』がしたいって思ったんだから、場所も時間も関係ないの」

これが五泉泪、という少女だ。

よく言えば天真爛漫、悪く言えばワガママ‥‥でも誰よりも活発な少女で―――

『キス魔』だ。

僕が何処にいようと、何をしていようと、誰といようとお構いなしにキスしてくる。

「ほら、遅刻するよ!!」

泪はそう言って僕の手を取って走り出す。

「ちょっ、待ってよ!!!」

僕は彼女に半ば引きずられるようにして連れて行かれる。


それはいつもと変わらない、僕の日常。


この物語は、そんな僕の「普通」な日常の物語。
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