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キス魔な彼女と草食系僕 第四話

とまぁ、そんな感じにいきなり告白された僕はその日から泪と付き合うことになった。

と言っても、付き合う前と後で、大差はないんだけどね。

「ところでさ、昨日、先輩達がボコられたって話、聞いた?」

尊が僕に聞いてくる。

「聞いてないけど‥‥喧嘩?」

「喧嘩って言うか‥‥どうもその先輩達一之瀬を呼び出してたみたいなんだよ」

一之瀬悠(いちのせゆう)君は長い茶髪と長いまつげが特徴の女の子のような男の子で、クラスのマスコット的な存在だ。

何となく僕と雰囲気が似ていて、ちょっとだけ仲がいい。

昨日、『氷の女王(ブリザード・クイーン)』と呼ばれる、このクラスでは泪と同じくらい人気があり、学園屈指の美人と言われる(僕は泪の方が可愛いと思う、と言ったら尊に惚気かと怒られた)二宮真鈴(にのみやまりん)さんと付き合ってることが判明した。

「一之瀬君がやったの? そんなこと出来る人には見えないけど‥‥」

それは力が弱いとかそういうことではなく(実際はそこそこあったし)、一之瀬君はすごく優しくて、どんな理由があっても人を殴ったりはしないような人だと、僕は思う。

「だよなぁ‥‥」

「二人もそう思ってるの!?」

いきなり四条さんが会話に参加している。

「まぁなぁ‥‥一之瀬がそんなことするとは思えないから」

僕も尊の言葉にうなずく。

「だいたい悠、昨日フミと一緒に帰ってたし」

京極が自分よりもちょっとだけ背の高い、ポニーテールの女の人に後ろから抱きしめられながら答える。

「‥‥‥なにやってるんですか、砂川先輩」

僕は京極を抱きしめている砂川姫乃(すなかわひめの)先輩を見ながら言う。

砂川先輩は2年生ながらテニス部の部長をやっている人で、京極の恋人だ。

ちなみにかなりの美人だ(泪にはかなわないと思うけど‥‥と言ったら尊にまた怒られそうだ)。

「ん? 遥に癒されに」

「癒されに、ですか?」

「うん、だって遥といると癒されるんだもん。ぬいぐるみみたいで」

‥‥砂川先輩の感覚はかなり変‥‥もとい、かなり独特のようだ。

「それはともかく、だったらアリバイあるじゃん」

尊が京極をうらやましそうな目で見て言う。

「うん、だから今モモや千夏達がその話をあちこちでしてるよ」

砂川先輩が答える。

モモ、とい単語が出てきたとき尊がピクっと反応したのは‥‥なぜだろ?

ちなみにモモ、というのはこの学校の副生徒会長、百武真琴(ひゃくたけまこと)さんのことで、千夏、というのはこの学校の新聞部部長、千賀千夏(ちがちなつ)さんのことだ。

「そうか‥‥よかった」

四条さんが安心した顔を見せた。

黙ってたらきれいな人だな、と思って見ていたら、泪に睨まれた。
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