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キス魔な彼女と草食系僕 第六話

「はい、あーん」

「泪‥‥恥ずかしいから止めてくれない‥‥?」

僕は少し周りを見ながら言う。

周囲の男(八雲君と京極以外)の突き刺さるような視線が痛い。

「あれだけキスしといて、今更恥ずかしがる必要なくねぇか?」

四条さんが言う。

本音を言うと、恥ずかしいというより、周りの視線が痛いから嫌なんだけど。

「ほら、口開けて」

泪はそのまま箸で取ったから卵焼きを僕の口の前に持ってくる。

このままだと無理やり口に入れかねないので、しょうがなく口を開き、卵焼きを口に含む。

‥‥どうしよもなく甘い。

「おいしい?」

泪が笑顔で聞く。

僕は黙ってうなずく。

「おいしくなかったの‥‥どこが悪かった?」

泪が身を乗り出して僕に聞く。

「うなずいたじゃん?」

「翔太がぁ、黙ってうなずいたときわぁ、否定ぃ」

「へぇ」

四条さん、京極、八雲君が僕の隣で話している。

‥‥僕より僕のことを知ってる。

「えっと、ちょっと甘かったかな?」

「嘘‥‥ゴメン」

泪がシュンとする。

「え、いや、そんなにひどくないからね。普通においしかったし」

「ほんと!? 良かった!!」

泪がそう言って卵焼きを口に含む。

「‥‥ショウって甘党だけ?」

「えっと‥‥人並み、かな‥‥」

「‥‥ごめん」

そういって泪をまた落ち込む。

「いや、たまにはこういうのもいいと思うよ、あの、だから‥‥落ち込まないで」

僕がそう言って泪に笑いかけると泪もつられるように笑う。

「ショウ‥‥ありがと!」

泪はそう言って僕にキスする。

とてつもなく甘く、とてつもなく幸せな卵焼きの味が、口いっぱいに広がった。
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